当サロンではスタッフ同士の飲み会や
社員旅行などのイベントがありません。
これも周りのサロン様との大きな違いです。
・社員旅行なし
・セミナー研修もなし
・定期的な食事会なし
・新年会や忘年会もなし
・コンテストの参加もなし
「セミナーなどがないのは分かるけど
食事会や旅行もないのは何とも寂しい会社だな」
側から見ればそう思うかもしれません。
どこの美容室でも食事会
ぐらいはあると思います。
なぜ用意していないかを
ご説明させてください。
会社の旅行は本当に必要?
私が過去に勤めていたサロンは
社員旅行としてグアムに行ってました。
3泊4日で旅費は
自分の給与から天引き。
部屋は2人部屋で
🟠スタイリスト
🟠アシスタント
が一緒になるようにクジで決まります。
これらは会社が
🟠「みんなが仲良く働けるように」
🟠「チームワークを高めるために」
という理由で行われていました。
ですが行ったあとに効果があるかというと
まったく反映されてませんでした。
むしろ周りのスタッフからは
「先輩と同じ部屋きつかったよ」
「来年はいきたくないな・・・」
「旅行にいってまで仕事の話か」
ということをよく耳にしていました。
これはワタシの主観ですが
一般的な感覚で言えば旅行は
🟠好きな知人を選んでいくし
🟠好きな場所を選んでいくし
🟠好きな時期を選んでいくし
🟠好きな遊び方を選んでいく
そして何より
” リフレッシュするために行く ”
わけです。
これが会社の旅行になると
🟠好きな知人とはいけず
🟠いきたい場所にいけず
🟠いきたい時期にいけず
🟠好きな遊び方もできず
そして何より
” 会社のチームワークのために行く ”
わけですね。
しかも何より自分達の
給与でいくわけです。
ワタシの当時の給与20万でしたから
毎月の積立1万円は大きかったです。
飲み会でも同じこと。
🟠好きな知人を選んでいくし
🟠好きな場所を選んでいくし
🟠好きな時期を選んでいくし
🟠好きなゴハンを食べにいく
と思います。
ですが会社の食事会だと
これは叶わない。
ましてやそこにオーナーである私がいれば
必ずスタッフさんは気を遣ってくれます。
私は気分がいいですよ、もちろん。
だって
・私が話せば聞いてくれるでしょう
・私に気を遣ってくださるでしょう
・喜ぶコトを言ってくれるでしょう
食事会はスタッフのためではなく
ワタシのためのものになってしまう。
ですからそのような気遣いはせず
心から食事を楽しんでもらいたい。
だからこそできることは
” 給与という形でより多く還元する ”
ことだと思うのです。
コンテストの必要性
いきなりですがここで一つクイズです。
私は100人以上の美容師さん達と実際に
交流をした経験がありますが、その中で
「コンテストに出場したい!」
「出場して優勝したい」
と自分から率先して出場した美容師は
何人ぐらいいると思いますか?
30人?
20人?
答えは・・・
わずか2人です。
100人中わずか2人だけ。
もちろんこの100人の中で実際に
出場経験がある人はたくさんいます。
ですが皆
「会社で強制だったから」
「出場しないとスタイリストになれないから」
こうゆう理由で出場しているのです。
では経営者の方に
「なぜ出場するんですか?」
という動機を聞いてみたところ
「実績になるから」
「集客で使えるから」
という答えでした。
要はこれって
” 会社都合で行われてる ”
ケースがほとんど。
もちろん私自身も
出場したことがあります。
コンテストは非常に華やか。
ですが現場に活かせることは
ほんのわずかばかりでした。
コンテストに出場することで
・営業後に準備をする
・休日が潰れてしまう
・モデルをさがす労力
といったことが起きます。
働くスタッフの本音を聞いたからこそ
ワタシはなくすべきと考えました。
もちろんコンテストそのものを
否定しているわけではないです。
コンテストにでたい人が自発的に
出場すればいいと思っています。
セミナーの必要性
「売上が低いからいってきなさい」
「新しい技術をおぼえてきなさい」
「セミナーできるだけいくべきだ」
↑こう伝えてスタッフをセミナーへ
参加させるサロンは少なくありません。
しかも会社負担ではなく
スタッフの自腹という所も多くあります。
当店は外部講習やセミナーに
スタッフをいかせることはありません。
なぜか?
いくべきは
” スタッフではなく経営者 ”
と考えているからです。
よくサロンの求人を見ると募集欄に
『自社教育』
と記載しているサロンがあります。
そのサロン様が自社教育をどう定義してるか
わかりませんが少なくともワタシの感覚では
・スタッフだけセミナーにでる
・講習の費用はスタッフの負担
・会社の中にカリキュラムがない
↑これを自社教育とは言いません。
セミナーの重要性を説くのであれば
・スタッフよりもまずは経営者が学べき
・学びにかかる費用は自社で負担すべき
・自社で人が育つよう仕組みを作るべき
こう私は考えています。
会議の必要性
アナタの以前のサロンは
会議を設けたでしょうか?
もしあったのであればそれを
思いだしてみてください。
・ほとんど意見を発しない人がいる
・とても読みきれない量が渡される
・こっそりと内職をしてる人がいる
・ラインやメールですむ報告が多い
・ダラダラと長引き時間に終わらず
・発言するのは偉い人か、一部の人
↑全部とはいいませんがどれか1つは
当てはまったのではないでしょうか?
「 これは意味あるんですか? 」
「 また来月もこれをやるの? 」
こう思うのもムリもない話です。
私の経験上
「遠慮なく意見して頂いてかまいません」
「どなたか、いかがでしょうか?」
これで全員の意見はでてこないですし結局
お通夜のような状況になっておしまいです。
『 精通すべき人が意思決定をして
納得のいく答えをだし全員に伝える』
こういった考えをベースに
お店づくりをしています。
ぜひ共感していただける方は
お気軽にご連絡くださいません。
アナタからのご連絡を
心よりお待ちしております。