当店にはメニューが
3つしかございません。
一般サロンでは複数の
メニューが用意されています。
「なぜ3つに厳選しているの?」
ここではそんな質問にお答えいたします。
求められてるのは専門性
結論からお伝えします。
メニューが3つなのは
専門性を高める為です。
狭く深く・・・
中小企業はこれが
事業戦略でなくてはなりません。
人はラーメンを食べるなら
🟠普通のラーメン屋の味噌ラーメン
より
🟠味噌ラーメン専門店の味噌ラーメン
の方が食べたいものです。
私自身、抹茶スイーツが大好きで
行きつけのお店が浅草にあります。
抹茶専門店の
” 濃厚抹茶の白玉ソフト ”
です。
白玉だったら和菓子屋さんや甘味処など
なんだったらファミレスでも食べれます。
ですがやはり手間をかけてまでも
抹茶の専門店に行くわけです。
これは美容室でも
同じことが言えます。
得意なのは髪をキレイにすること
私たちが得意なのは
” 髪をキレイにすること ”
これに尽きます。
メニューを3つにしてるのは
髪をキレイにするのに
” 必要なメニューが3つしかない ”
からです。
トリートメント→「髪キレイになったね」
ヘアカラー →「髪キレイになったね」
ストレート →「髪キレイになったね」
上記の3つのメニューを美容室で
施術したあと、周りの人に会えば
「髪キレイになったね」
「ツヤツヤでキレイね」
と褒めてもらえると思います。
ではうちのメニューにはない
パーマをかけたとします。
パーマをかけて
「髪キレイになったね」
と褒めるものでしょうか?
もちろんゼロとはいいませんが
「雰囲気かわったね」
「パーマおしゃれだね」
「とても似合っているよ」
パーマをかけた人に対してきっと
こう褒める方が多いと思います。
つまりパーマとは
『キレイにする技術』
というより
『デザインする技術』
なのです。
メニューが多いとミスが増える
美容室で提供するサービスというのは
人が行いますから必ずミスも発生します。
その人的ミスをメニューを絞ることで
圧倒的に少なくできるのです。
これはお客様のためにもなりますし
スタッフの負担も軽減すると考えています。
A・・・メニューが3つあるサロン
B・・・メニューが6つあるサロン
↑Bのメニューが倍あるサロンの方が
覚えることも多くなりミスも増えます。
例えばトリートメントだけで
5つの種類があるとしましょう。
🟠オッジィオットTR ¥3,000
🟠3STEPトリートメント ¥4,000
🟠TOKIOトリートメント ¥4,500
🟠高濃度炭酸泉スパ付TR ¥6,000
🟠酸熱トリートメント¥7,000
トリートメントだけで5種類。
スタッフが覚える際
どのくらいの負担でしょうか?
🟠うちのように1種類
🟠上記のように5種類
5種類の方が工程、成分、料金
すべてにおいて覚えることが増えます。
「オッジィオットTRとTOKIOトリートメントの違いは何ですか?」
「高濃度炭酸泉スパはオッジィオットTRにつけれないんですか?」
メニューが多い事でこのような
質問もお客様からくるでしょう。
業界に長年いる私が思うのですから
素人のお客様が思うのは必然です。
またメニューに数千円の違いがあるため
” 10秒、20秒で説明できる話ではない ”
ことが推測できます。
下手したら人によって10分以上
かかるのではないでしょうか?
ここにカラー剤の違いを説明したら
もう+10分されます。
しかも薬剤の話は理解させるのに説明力が必要。
20分説明して
「何言っているかわからない」
とお客様が思うこともあるでしょう。
しかもメニューが多ければ
お会計も複雑になります。
暗算ぐらいの計算ですめば
電卓を叩く工数も減るわけです。
仕事量が少なくなる
美容師の仕事にハードワークなイメージを
もたれてる方も多いのではないでしょうか?
私も業界にいてこれを強く感じてる1人です。
いまだに
🟠賃金の低さ
🟠練習量の多さ
🟠拘束時間の長さ
キリないくらい労働環境が
整備されておりません。
だからこそ労働環境を改善するために
私は1つ1つにメスを入れています。
その上でメニューを
減らすことは必須でした。
・アップやヘアアレンジ
・デジパーやエアウェーブ
・肩揉みやハンドマッサージ
などメニューが増えることによって
🟠在庫管理
🟠機器の準備や手配
🟠習得技術にかける時間
など単純に仕事量が増えてしまいます。
何でもできる=何でもできない
メニューが多いサロンは
何でもできる美容室です。
ただ
” 何でもできる屋 ”
と言う店は
” 何にもできない屋 ”
だと思っています。
メニューが多いことで
「いつでも対応できるように
アップの練習もたまにはしてください」
このような取り組みも増えます。
↑やるかどうかわからない事を
わざわざ練習したいでしょうか?
私が勤めていたサロンは朝9時オープン。
「明日、早朝のお客様がいるから出勤7時半ね・・・」
これ平然と上司から言われていた言葉です。
朝早くきてアップのピンを
渡すために出勤させられる。
手当はつかない。
『何のための営業時間なの?』
『ピンぐらい自分で取れない?』
『対応する人だけ出勤すれば良くない?』
こう思ってしまう気持ちがでるのは
自然な事なのではないでしょうか?
いまだに
「仕事は見て盗んで覚えるものだ」
と平気な顔していうオーナーさんもいます。
” 時代の変化とともに
サロン環境も変化していくべき ”
そう強く考えています。
お客様が感動してくださる
私は通常サロンでも働いた経験があります。
その経験を元に断言します。
髪がキレイになるとお客様は
凄く感動してくださる・・・
これは一般サロンでは得られなかった
” やりがい ”
です。
もちろんどんなサービスでも
感動されることってあると思います。
ですが
” 悩みにお応えする幅を増やす ”
よりも
” 悩みに対して深くお応えする ”
方がお客様の感動が大きいと
私自身の体験を通して感じました。
ぜひ共感していただける方は
お気軽にご連絡くださいません。
アナタからのご連絡を
心よりお待ちしております。